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歯科治療でのミスにおける損害賠償とは

ミスとそれらへの賠償の事例を知る

まず一つ目として紹介するのは、歯の神経を抜く治療を施された際の医療ミスと賠償についてです。
歯科医は神経を抜いての治療が必要と判断、麻酔と神経を抜く治療を施し、治療部分を埋めて処置を完了したのですが、その後患者が右上下足や右顔面麻痺を訴えて、最終的にはくも膜下出血を発症、これが、歯科医による誤った神経切断と麻酔投与によるものだというのが原告の主張でしたが、これは因果関係が証明できず、認められませんでしたが、もしも原告が勝訴していた場合、賠償金は200万円~400万円ほどであったと考えられています。
また、このようなケースもあります。
患者が歯科矯正のために歯科を受診し、矯正歯科医は抜くべき歯を示した紹介状を発行、別の歯科で抜歯を行ったのですが、そこの歯科医は指示にない歯を抜いたのです。
これに対して患者は約400万円の損害賠償をし、一部認められ、約80万円の支払いが歯科側に命じられました。

賠償事例の紹介とその補足

もうひとつ、賠償事例として紹介しておきましょう。
歯科医の器具によって、患者の口内に1ミリ程度の傷を生じさせ、4針縫合することになったケースでは、200万円の損害賠償が起こされ、結果として、70万円の賠償が認められたというケースもありました。
このように、さまざまなケースを見ていきましたが、基本的にはどの損害賠償でも「現状患者の口内に生じている虫歯や更にひどい症状などは、歯科医の治療のミスや判断ミス、不足などによって生じたものか」という点を「患者側=原告側」が証明できるかどうか、というのが、損害賠償が認められるかどうかの分かれ目になると言えます。
では、具体的に、もしも「医療ミスでは?」と感じている場合、どのように損害賠償請求の手続きをしていけばよいのか、次項より解説していきます。


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